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「尋常性白斑」を劇的に改善する実験結果が発表される。ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤である「トファシチニブクエン酸塩」が白斑の治療に効果を示す。
- 2015/7/5
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写真左が治療前、右が治療後
「尋常性白斑」を劇的に改善する実験結果が発表される
ソース:THE JAMA Network
カネボウ美白化粧品で白斑が日本で話題になったが、そういう化粧品などが原因ではなく、皮膚疾患として白斑になる「尋常性白斑」という病気があり、2010年の調査で日本人の疾患発症率は1.68%となっており、100人に1~2人発症する確立となっている。
カネボウの白斑症状に関しては先月、紫外線治療法が有効だと調査結果が発表されたが、尋常性白斑に対しても海外で有効な治療法が発見されて話題になっている。
それが間接リウマチを治療する為に使用されている「トファシチニブクエン酸塩」。
白斑は多くの患者で精神的な苦痛を引き起こす。マイケル・ジャクソンも発症し肌を隠していた時期があった。治療の選択肢は限られており不十分であったが、近年の研究により、ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤が有効な治療法であると示唆されている。
このヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤である、「トファシチニブクエン酸塩(日本ではファイザー製造と武田薬品販売ゼルヤンツ)」、で処理したところ、過去約1年間広範囲にあった白斑が劇的に改善していった。実験室でのモニタリングの結果では、治療の過程で血球数、血清クレアチニン、肝機能、脂質に異常が無い事も分かった。
効果的な治療法が見つからない中、白斑を有する患者の為の効果的な治療になる可能性がある。