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昼間急に異常な眠気に襲われる原因は!?昼間異常に眠くなるのは睡眠不足、ただの疲れと思い込んではいけない!病気や脳の異変で起こっている場合がある。体がだるく不快感があったり、力が抜ける等の症状がある場合注意が必要だ。
- 2015/7/4
- 健康お悩み・効果, 睡眠障害改善
- チョイス@病気になったとき
昼間急に異常な眠気に襲われる原因は!?
NHK「チョイス@病気になったとき」で特集された昼間の眠気。
昼間異常に眠くなるのは睡眠不足、ただの疲れと思い込んではいけない!昼間の眠気には病気が原因だったり、脳の異変で起こっている場合がある。眠気だけでなく、体がだるく不快感があったり、力が抜ける等の症状がある場合注意が必要だ。
1.昼間の眠気と付随する症状:いびきをかく
ある男性Aさんは、昼間に急激な眠気に襲われる様になり、更には偏頭痛も伴う様になっていった。そのAさんが同僚と出張した際に、夜寝ていると同僚から慌てて起こされた。その理由は、いびきをかいていたら、息が止まって死んだかと思ったそうだ。そこで病院で検査を受ける事にし、睡眠時の精密検査(PSG検査)を行った。
その結果、呼吸に異常があり、1時間の間に何回呼吸が止まるかと言うところで、通常だと5回程度だそうだが、Aさんは30回も止まっていた。これは「睡眠時無呼吸症候群」で、眠りに入ると喉の筋肉が弛む事で起きる。
酸欠が起こり、不整脈、心不全、高血圧などの生活習慣病や、逆流性食道煙、脳梗塞、心筋梗塞、認知症などを発症する原因となる。治療法としては眠る時に空気を送り込むマスクを付け舌の根元や扁桃腺を持ち上げるCPAP治療を起こったところ、いびきや頭痛が解消した。これにより、昼に眠くなる事もなくなった。酸素が足りなくなる事で、眠っているが脳は苦しみ眠りに付いていない状態。顎が小さい人、顎が引っ込み気味、扁桃腺が大きい、舌が大きい、太っている人に多い。
生活習慣の改善、マウスピース治療なども有効。
2.昼間の眠気と付随する症状:体の不快感が止まらない
電車で寝過ごす、車を運転していると頭がボーっとし前の車に衝突。Bさんは布団に入ると不快感に教われる様になり、例えば足がむず痒い状態になったり。診察を受けたが不眠症といわれ睡眠薬を処方されたが効果が無かった。その後も症状は悪化し夜に眠たいのに眠れない状態が続いた。
専門家に診察して貰いPSG検査を行ったところ、足の筋肉が一晩に400回以上収縮する異常が起きていた事が分かった。これは「むずむず脚症候群」という病気で、脳の神経伝達物質の働きが悪くなった事が原因。パーキンソン病や癲癇の薬を使い、神経伝達物質の働きを良くしたところ、症状は全く無くなり、眠りの際の不快感に悩まされる事も無くなった。
むずむずする、虫が這う、電気が流れる、熱くなる、焼け付くよう、痛がゆい、ズキズキする、イライラする、じっとしていられないなどの症状が出る。
3.昼間の眠気と付随する症状:ストンと脱力感に襲われる
Cさんは授業中に集中力が切れるとフッと眠くなり寝ている。その後、授業が始まった瞬間に眠くなり気がつくと授業が終わっている事もあるくらいに症状は酷くなっていった。それ以外に、驚いたり、笑ったりすると、急に力が抜けてグッタリしてしまう事も。診察を受けると不眠症と診断されたが、睡眠薬を飲んでも治らず、PSG検査を行ったところ「ナルコレプシー」だと分かった。
ナルコレプシーは睡眠と覚醒を切り替える脳のスイッチが不安定になってしまう病気。その為に、活動中なのにスイッチが切り替わり急に眠ったりする。治療は覚醒を促す薬や、体が眠りの状態に入るのを抑える薬を使用したり、夜しっかりと睡眠を取る様にし、日中の眠気は無くなった。興奮しそうな時も感情を抑えコントロールする事が出来る様になっていき、ナルコレプシーの症状は抑えられつつある。
ナルコレプシーの症状は、酷い時には1日に10回ほど強烈な眠気に襲われる。興奮時の脱力、悪夢、金縛りなどがある。小学生など思春期に始まる事が多いので、居眠りと決め付けず、病気かも知れないと思い検査する事が大切。
病気以外でも、夜の睡眠方法や生活習慣で浅い質の悪い眠りになっている人も、昼に急激に眠くなるので、自分の眠りを見直し改善しよう。